初めて、後輩が出来た時やメンター、マネージャーとして他のメンバーの指導やマネジメントをしなれればならなくなったときに”どうやって”接すればよいのかわからないと思ったり、後輩のためを思うと優しくするだけ得なく注意をしなければいけないなと思うが、嫌われたくないと思ってはいませんか?
本記事では上記の方々に向けた、「やってはいけない怒り方」と「理想の怒り方(指導の仕方)」を紹介します。
・初めて後輩が出来た
・メンター、マネージャーになり部下の指導をしなければいけない
・部下への注意、怒り方がわからない
・部下のためを思うと叱りたいが嫌われたくはない
・部下が何度叱っても同じことを繰り返してしまう
目次
部下に信頼されない上司の6つの叱り方
1.大きな声を出す
体育会系の会社や昔ながらの考えの上司に多いですが、みんなの前で声を荒げ怒鳴り散らすと叱られている側は「委縮する」か「聞き流す」のでほとんどの場合は意味がありません。
2.くどくど叱る
「なんでミスをしたんだ」「なんで数字を上げられないんだ」「お前はここが出来ない」など淡々と15分、30分、長い人だと2時間くらいくどくど説教をする人を見たことがありますが、これもやる気をそぐだけになってしまうため、ポイントを簡潔に叱るように意識をしましょう。
3.過去の話を蒸し返す
叱る際に話が脱線し「過去の話」を出すのはやめましょう。
昔の話を出しすぎると「またその話か」とせっかく聞く姿勢になっていても聞く気を削ぐ原因となってしまいます。
4.感情的に叱る
部下がミスをしたからと言って、自分の”イライラ”をぶつけるのはNGです。
叱るのは相手のためという事を思い返し、「どうしたら部下が変われるか」「気づけるか」という事を考えて叱るようにしましょう。
怒りをこらえて6秒間待つ
感情的に怒らないコツは「言葉を発するのを6秒待つこと」です。
人の怒りのピークは、最大6秒だと言われています。6秒待てばイライラが収まるので、冷静に叱ることができるようになるでしょう。
5.他の人と比較をしない
「あいつは出来るのに」「なんでお前だけ」「あいつを見習えよ」等他の人と比較するのもNGです。
言わなくても本人はわかっている場合が大半です。わかっている事を言われたり、出来ている人と比較をされるとネガティブな気持ちになったり、聞く気がなくなる事が多いので注意が必要です。
6.人格を否定する
下記のような発言をすると悪かったのはその時の行動や態度にも関わらず、自分と人格を否定されているように感じてしまうため、上司に対して不信感が募ってしまいます。
そのなると、本来は行動を反省させて次からの行動を改めさせるための発言が部下と上司の信頼関係を崩すだけの言葉となってしまうため要注意です。
- 「何度言ったらわかるんだ」
- 「だからお前はダメなんだ」
叱かる目的は再発防止のため
同じことを繰り返さないようにする
部下や後輩を叱るのは自らのストレス発散のためではなく、「同じことを繰り返させない事」が目的です。
そのため、相手が”やばい”と深く反省しているのであれば注意程度でも大丈夫です。
状況に合わせた叱り方・指導の仕方
本人が何がいけないのかを自覚している場合
1回目のミス
本人が自分がやったことに対して「何がいけないのか」を自覚をしている場合は”くどくど”説明するのではなく、「気をつけろよ」程度で抑えるのがおすすめです。
2回目以上のミス
問題を認識しているにも関わらず同じミスを繰り返す場合は下記のような理由が挙げられます。
まずはその人がミスをしてしまう根本的な理由を見つけ、一緒に解決方法を探すのが先輩やマネージャーの役割です。
「なぜミスをしてしまうのか」理由がわからないまま叱っても、いつになっても改善されません。
また、叱られる側も怒られている理由がわからないので聞き流すか、嫌になってしまうなど関係性が悪くなる要因になりかねないため注意が必要です。
・仕事をなめている
・当事者意識がない(上司がどうにかしてくれていると思っている)
・改善方法が間違っている(なんでミスをしてしまうのか自分もわからない)
・精神面等他の問題がある
本人が何がいけないかを自覚していない場合
本人がミスを自覚していない場合は「なにがいけないのか」
また、”やってしまった事”に対して誰に迷惑がかかるか等を教え、
自覚してもらうことが大切です。
当事者意識を持たせ、今後につながる叱り方を意識しよう
指摘やミスを受けなくなるには当事者意識を持ち、自分事としてすべての事を考えられるようになることが大切です。